ファーマーズファクトリー チヨちゃんの野菜

ファーマーズファクトリー チヨちゃんの野菜(兵庫県多可郡多可町)
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お花畑のように美しい畑に出会いました!
今回訪ねたたねびとは、兵庫県播州地方の“チヨちゃんの野菜”の岡野さん夫妻です。

お花畑のような菜園
ハウスの中に一歩入ってびっくり。一つのハウスの中に、16種類のお野菜が植わっていました。しかもこれは、世間では端境期の2月の写真なのです。年間を通じて端境なしに多様な野菜を供給できるように種をまき続けているそうです。こんなに美しい畑は初めて見ました。

マスタード、エンダイブ、チコリー、カステルフランコ、バターヘッド、モスティトーネ、ロロロッソなどのイタリア野菜が畑をカラフルに彩ります。

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まるで観葉植物のように美しいこのレタスは、冷たい風にあたると一日でシミができるのだという。

伝統野菜からイタリア野菜まで
“チヨちゃんの野菜“のチヨちゃんこと竹本千代さんは、幻の伝統野菜、「青ミズナ」「播州こぶ菜などの在来野菜の種とり人でした。チヨさんのおじいさんの代にはすでにあったというこぶ菜は、長崎の「雲仙こぶたか菜」よりもさらに古いものではないかと言われています。その伝承野菜を地域では最後まで受け継いでいた数少ない農家でした。

【参考】ひょうごの在来種保存会インターネット放送局
種とり人から種とり人へ 第2回 「在来種 播州こぶ菜と新発見! 青ミズナ
前編 http://www.youtube.com/watch?v=4AyVXHX-a3w
後編 http://www.youtube.com/watch?v=LLhORrzonhw

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(左)青水菜、(右)播州こぶ菜

岡野圭佑さんは10年前に商社を辞め、チヨちゃんの娘にあたる美代さんと2人で“チヨちゃんの野菜“を始められました。チヨさんの種採りの技を受け継ぎつつも、有機JASを取得し、新たにイタリア野菜の栽培をスタート。伝承野菜を盛り込んだ「有機和野菜セット」、なかなか市場では手に入らない「有機イタリア野菜セット」の2種類から選んでもらえる宅配セットを販売されています。特に、珍しくかわいらしいイタリアのお野菜はとても人気で、高値で取引されているのだそうです。

「隣に30円の大根が並んでようが、うちはキャベツ1玉600円で売れた。」
岡野さんは、東京のファーマーズマーケットで日本一高い野菜だと言われたエピソードを笑って話してくれました。農家の思いやその野菜が誕生したストーリーを伝えられる流通業者は数少ない。一番野菜のことをよく知っている農家が前に出ないと仕方ないのだ、と岡野さんはいいます。

70種類の野菜のたねとり
イタリア野菜を中心に、採りつづけている種は何と、年間70種類以上。栽培する種のほとんどを自家採種でまかなっています。初めて導入する野菜は、1年目は、まず試験のみ。日本の土地になじませ、その野菜の個性を把握したうえで、自家採種した種から販売用のお野菜育てます。

5~6月になると、種取り用に残しておいた株の花が咲きます。その間にも、マリーゴールドや次の野菜の苗が一緒に育ち始めるのです。16種類の野菜を育てても、アブラナ科、セリ科、キク科と多様な個性ある野菜たちは、花の咲く時期が微妙にずれるため、交雑の心配がないそうです。

「種をあやす」
―種採りはまるでこどもをあやす様子に例えられます。それぞれ個性の強いこどもたち。春、地にすきこんであったマリーゴールドが芽吹き、秋まいた野菜たちは次々に花が咲き、そして収穫した後にまいた若い芽が育ってくる。マスタードは青虫がつきにくく、レタスを両脇に植えてやると害虫がへる。フェンネルはレタスをやわらかくし、マリーゴールドは人参を甘くするんです。ほらね、違いがあっても、一緒に育てたっていいじゃない。個性豊かな野菜たちのシンフォニーが菜園を美しく彩り、土を豊かにしているのです。

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刈り取ったマリーゴールドは、乾燥させて畑にすきこみます。センチュウ防除だけでなく、緑肥としての役割も。

チヨちゃんの野菜HP www.chiyochannoyasai.com

(まえだちさと)

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